保育園における食育とは?目標と食育指導案の実践例

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保育園における食育とは?目標と食育指導案の実践例

保育園における食育の目標

厚生労働省が制定した「保育所における食育に関する指針」をみると、「お腹がすくリズムのもてる子ども」「食べたいもの、好きなものが増える子ども」「一緒に食べたい人がいる子ども」「食事づくり、準備にかかわる子ども」「食べたいものを話題にする子ども」の5つを保育園における食育の目標としています。

食育目標を達成する給食の運営

保育園では、上に挙げた5つの目標の達成を実現するために、子どもたちが自ら「食」に関連する事柄に関わることができるよう、体験できる場を構成します。生涯にわたる食を営むための基礎を育むためには、保育園での食事を通じて、食事を作ってくれる人を身近に感じること、美味しく楽しく食べることが重要と考えているのです。

これを踏まえ、子どもの健康状態や心身の発達状態を把握し、それに応じた食事を考慮して給食を提供するといった柔軟な実践を行うことが求められます。

”食べる”ためにも大切な6つのこと

保育園では、「食べることを通して」、食における興味や関心を引き出すことができるよう指導します。

例えば、生きるための基礎となる”食べる”という行為を促すために、思い切り「遊ぶことを通して」お腹が空くということを教えます。お腹が空いてご飯を食べるということは、まさに健康そのものです。

調理を見たり、また自らで実習する「料理づくりへのかかわり」は、食の楽しさや食欲を育むだけでなく、自立した食生活を送る基礎となります。

また、家族や仲間と一緒に食べるなど、誰かと食を共有するという「人とのかかわり」が、愛情や信頼感を育むとし、身近にある動植物など「自然とのかかわり」を大切にすることで、自然の恵みや生命をいただくということの大切さを気づかせます。

さらに、先人が築いてきた「食文化との出会いを通して」、食生活に必要とされる基本的な習慣や姿勢・マナーを習得することもできるのです。

6つの具体的な食育実践例

「食べることを通して」では、好きなものを美味しく食べるだけでなく、嫌いな食べ物にも挑戦するよう指導します。さらに、自分たちの健康について関心を持ち、そのために必要とされる食品はどれかを選択することができるよう実践します。

「遊ぶことを通して」では、その時期にあった体験を得ることができるよう総合的な保育を行います。

「料理づくりへのかかわり」では、料理を作ってくれる人に関心を持ち、また準備や後片付け、盛り付け等を積極的に行動させ、食事の要望が伝えられるよう指導します。さらに、五感をフル活用した調理実習を行います。

「人とのかかわり」では、友達、保育士、栄養士や調理師といった食事を作る人、地域住民など様々な人と食事を通してかかわり、また身近にいる大人と食事の話題を共有する楽しさを伝えます。

「自然とのかかわり」では、身近な動植物と触れ合って飼育体験をしたり、野菜の栽培から収穫、調理までのすべての工程を通して、ご飯を食べられることへの感謝の気持ちを育みます。

「食文化の出会いを通して」では、旬の食材で季節を感じ取ることができるよう指導し、郷土料理に触れ、世界各国の食文化に興味を持つよう学習します。また、気持ちの良い食事の時間を作れるよう、マナーを指導します。

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